園 長 鈴木 恭子 先生
ーひとりひとりはかけがえのない大切な命ー

豊島区で長年地域に親しまれてきた聖パトリック幼稚園。カトリックの精神とモンテッソーリ教育を大切にし、落ち着いた環境の中で子どもたちの「育つ力」を伸ばしています。今回は、園長の鈴木恭子先生に、教育への思いや園の特色、そして豊島区私立幼稚園連合会への期待を伺いました。
■ 簡単な自己紹介をお願いします。
「大学で幼児教育を学んだ後、保育の現場や園運営に携わりながら、モンテッソーリ教育についても深く学んできました。モンテッソーリ教育の理念は、キリスト教の“ひとり一人がかけがえのない存在である”という価値観と重なり、私自身の保育観の中心になっています。園長としては、子どもだけでなく保護者や先生方も心安らかに過ごせる場所づくりを心がけています。」
■ 聖パトリック幼稚園の特色について教えてください。
「本園ではカトリックの精神に基づき、“生きる喜び”“思いやり”“許す気持ち”を育むことも大切にしています。宗教教育といっても押し付ける形ではなく、子どもの自然な心の動きに寄り添いながら、人として大切な価値観を育てていく教育を行っています。また、モンテッソーリ教育を教育手立てとしており、日常生活では、子どもが自分自身で選び、集中していろいろなことに取り組む姿勢が育つように丁寧に見守っています。落ち着いた環境の中で、子どもが「できた!」 という成功体験を積み重ねることで自分に対する肯定感が育つと考えています。」
■ 幼稚園教育をどのように捉えていますか?
「人生の土台を作る幼児期の体験と人との関りが、その子の未来をかたち作っていきます。「自分自身が神様と周りの方々に愛されて生きているかけがえのない存在であること、自分と同様にすべての人々も大切な存在であり、誰かのために自らの力を惜しむことなく使うことが本当の喜びにつながること。」このことがキリスト教教育・モンテッソーリ教育を通して子どもたちの中にしっかりと育まれてほしいと願っています。」
■ 地域や保護者とのつながりについて、どのように取り組まれていますか?
「聖パトリック幼稚園では、地域の方々や保護者とのあたたかなつながりをとても大切にしています。未就園児の親子を招いて遊ぶ機会を設けたり、行事を通して地域との交流を深めたりと、“地域に開かれた園づくり”を意識しています。また、保護者の方が日々安心して子どもを預けられるよう、連絡や相談の時間を丁寧にとり、お互いに協力しながら子どもを育てていく関係を築いています。」
■ 聖パトリック幼稚園として、豊私幼連にはどのように貢献できるとお考えですか?
「本園で積み重ねている教育の実践や教育の取り組みは、連合会の研修や情報交換の場でも共有していけるものだと思っています。多様な教育理念をもつ幼稚園同士が学び合うことは、区全体の幼児教育の質向上につながりますし、子どもたちを取り巻く環境をより豊かにすることにもつながります。連合会の中で“ひとつの園の知恵が、他の園にも広がる”ような、そんな役割を担えれば嬉しいです。」
■ 豊私幼連へ期待することはありますか?
「豊島区は多文化・多世代が共に暮らす活気ある地域です。その中で、連合会には“園同士をつなぐ架け橋”として、交流の場や学びの機会をさらに広げていってほしいと願っています。さまざまな園の特色を尊重し合いながら、一人ひとりの子どもが安心して過ごせる幼児教育の環境づくりを、連合会とともに進めていきたいと考えています。」
■鈴木先生。ありがとうございました。


